先輩創業者の声

先輩創業者の声

先輩創業者の声 キノメスタジオ 柳沼 涼子さん

先輩創業者の声、今回は須賀川の中心市街地エリア・宮先町で産まれたばかりの新生児を撮影する「ニューボーンフォト」専門の写真スタジオを運営している「Kinome Studio」の柳沼涼子さんにお話を伺いました。スタジオの開業までの経緯や女性視点での須賀川市の魅力、開業するにあたってのサポートや環境などで感じたことなどをお聞きしました。

創業者情報
企業名:Kinome Studio(キノメ スタジオ)
代 表:柳沼 涼子
業 種:写真業
設立年:2019年 設立
所在地:宮先町

 

ニューボーンフォトという言葉を初めて聞いたんですがどのような事業なんですか?

ー ニューボーンフォトとは生まれたばかりの新生児を撮影するんですが、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で手足を縮め、コロンと丸まっていた時の形が、まだ体に残っている生後20日までの写真を撮影することを言います。1日1組の限定で撮影させていただいていて、産院から退院するタイミングで起こしいただくことが多いです。

以前からニューボーンフォト専門でお仕事をされていたんですか?

ー いえ、以前は東京で仕事をしていて、その当時は主に雑誌や商材で使用する人物全般を撮影することが多かったです。出産のタイミングで須賀川に引っ越してきて、仕事を再開するタイミングで自身の経験も通してニューボーンフォトに興味をもち開始しました。「マミーズガーデン」という子育て中のママたちが集まれるコミュニティの運営のメンバーでもあるんですが、その際のイベントや須賀川市内の写真スタジオの一部をお借りして育児の合間に行なっていました。

 

創業・スタジオの開設をしようと思った経緯をお聞かせいただけますか?

ーイベントやスタジオを間借りして撮影を行なっているうちにありがたいことに紹介や、SNSを見ていただいた方からのお問い合わせが少しずつ増えてきたんですが、撮影場所はニューボーンフォトの専門の施設ではなかったので苦労や戸惑いがありました。例えば、新生児は授乳やオムツ変えのタイミングもあります。イベントや間借りしての撮影だと時間が限られていて、お母さんも焦ってしまいますし、赤ちゃんを含めて安心して撮影にのぞめていないなという思いがありました。
専門のスタジオを作り、1日1組にすることで終わりの時間も気にすることなく、安心して撮影できる環境がニューボーンフォトには必要だと思い開設することにしました。他の写真スタジオでもニューボーンフォトをやっているところは何軒かありますが、専門というのはキノメスタジオだけだと思います。

 

なぜ須賀川で開設されようと思ったのでしょうか?

ー須賀川が好きというのが1番の理由です。東京から須賀川に戻り今は実家のある石川町に住んでいますが、戻ってからほぼ毎日須賀川にいます! マミーズガーデンの活動を通して知り合ったメンバーや参加していただけるママたちなどを始めとした沢山の人と繋がれる町ですし、楽しく仕事ができる、楽しい場を作れるイメージができる町なので須賀川で開設しようと思いました。
自分にとって須賀川というのはちょうどいいサイズ感というか、郡山市だと大きすぎて自分がやっている姿がイメージできなくて、石川町だと、どのくらいの方にニューボーンフォトが認知してもらえるかという不安がありましたが、須賀川市は人がやろうとすることを否定せず、受け入れてくれる文化、土壌があることを感じていたので、やるなら須賀川市でと思い開設に至りました。

 

 

 

創業するにあたって支援やサポートは受けましたか?

ー始めは住まいのある石川町の商工会の創業塾に参加しました。須賀川商工会議所での創業塾も検討したのですが、平日の夜での開催だったので子育て中の自分は参加することが難しかったです。石川町の商工会の創業塾は土曜日の日中だったために参加することができました。
スタジオの開設という漠然とした想いはあるけれど具体的にどうすればいいのか分からずにいたのですが創業塾に参加することで、抱いていた夢を文章や言葉にして講師や他の参加者さんに話したり、プランを組んでいく中で、やるべきことや自分に足りていないところが明確になり、夢や想いを具現化して、大きく一歩前進することができました。

創業塾以外の制度などは活用されましたか?

ー石川町の商工会から須賀川商工会議所に連絡をしていただき相談に伺いました。そこで紹介いただいた須賀川市の空き店舗補助金、店舗改修事業補助金、ホームページ開設等支援事業補助金を使わせていただきました。 開設に関してお金の面がとても不安で、なかなか一歩を踏み出せないでいたのですが、こんなにも活用できる補助制度があることを知り、高く感じていたハードルを越えることができました。
創業塾などで事業計画の作成も丁寧に教えていただけたので、日本政策金融公庫にも融資についてしっかりと相談することができました。創業塾には同じように創業や起業、出店を考えている方が学びにくるので、悩みや情報の共有ができたりと行ってよかったと思います。

設立前や設立時は何か苦労した点などありましたか?

ー設立に関する資料などは専門用語で書かれていることが多くて、何を言っているのか、どう捉えればいいのか分からないことなどはありました。そういったところは創業塾の講師に質問したり、会議所に聞くことで解決されました。 創業届けもクラウドの会計システムを使い、手順に沿って作成することでスムーズにできたと思います。
個人事業としての開設だったので、須賀川市の税務署に開設届けを提出しに行きましたが、あまりにあっけなく受理されたので、本当に開業されたのか不安になるくらいでした笑
物件探しはなかなか思い通りのものが無くて少し時間がかかりましたが、こぷろ須賀川などにも紹介していただき、最終的にはtetteの近くのいい物件に巡り会うことができました。なんとなく物件を探していた時は見つかりませんでしたが、開設を強く決断したタイミングでいい物件を紹介してもらえたので、何か運命的なものも感じました。

開設後の業績や集客は順調ですか?

ー開設から事業がスタートしたわけではなく、マミーズガーデンやスタジオを間借りしての活動、フリーランスとしての延長でもありましたので、紹介などでご予約をいただける中でスタートできました。産婦人科にチラシも置かせていただいているので、それを見てのご予約もいただいています。最近では紹介以外にもinstagramを見てお問い合わせをいただくことが増えてきて、割合でいうと半分位はinstagramからホームページを見ていただきご予約をいただくという流れになっています。
おかげさまで比較的順調かなと思います。

須賀川で創業してよかったと感じる点はありますか

ーtetteがOPENしたり、Rojimaが人気になったりなど須賀川に多くの人が訪れる流れになってきているのは嬉しいです。自分もtetteを利用しますし、同じ子育て世代の方がたくさんいて嬉しく思います。
あと交通の便がとてもいいと感じます。郡山方面からも、石川・白河方面からも来やすいですし、高速道路を使えば関東圏からもそんなに遠くないとうことで、広域から撮影にお越しいただいています。

須賀川市で創業を検討している方にアドバイスなどありますか

ー私自身、開設までは一歩を踏み出せない時間が結構ありました、知識も何もなくて不安だったからです。でも創業塾に行くことや窓口に相談に行くことで沢山の方が親身に相談に乗ってくれて、色々と紹介やアドバイスをしていただけました。その後は開設までにやらなくてはいけないことがはっきりして、トントンとスムーズに進んでいきました。今になって思うのは開業はそんなに難しいことではなかったなということです。
私自身子育て中なこともあり大変なことが全くないということでは無いですが、女性にも沢山の可能性があると思います。女性にはコミュニティやネットワークなどの強みもありますし、女性が必要としているサービスなどもたくさんあると思います。

インタビュー後記

ー創業塾などで自分の想いを言葉や文章にして講師や他の参加者に伝えることで、輪郭がはっきりして自分がやろうとしている事業が具現化す流ことができたとお話しされていて、言葉にすることで決意が深まることはとても共感できました。柳沼さん自身を含めた女性の視点や強みを理解されていて、マーケットが必要としていることに上手く昇華されている点も感銘を受けました。男女の区別とかではなく、女性が活躍することで地域は活性していくことを強く感じるインタビューでした。

 

 

企業情報

企業名:Kinome Studio(キノメ スタジオ)
住 所:須賀川市宮先町80
U R L :https://kinome-studio.com/

PAGE TOP