ネーミングをする際の重要要素は、様々な視点で解析されていて、これが完璧に正解というものは言い切れません。しかし、傾向を学ぶことで見えてくるものがあります。
男性向けのネーミング
来店してほしい客層が男性や男の子向けの場合、「B、D、G」などの有声破裂音が入ったネーミングが良いとされています。
「BBQ」「ドラゴンボール」「ドッジボール」「ガンダム」などです。
女性向けのネーミング
一方の女性向けの場合、破裂音ではない、「L、M、N、R、Z」などの有声音が入るものが有効だと考えられています。
「MERY」「L’OCCITANE」「niko and…」など
またN(ン)が入ると安心感を感じると言われています。
「ロクシタン」「ニコアンド・・」など言われてみれば確かに入っていることがわかります。
子供向けには半濁音
子供をターゲットにする場合、半濁音が有効とされています。
半濁音とは「パピプペポ」のことです。
たとえば「アンパンマン」「プリキュア」「ポケモン」などです。
半濁音を使うことで躍動的、ポップな印象を与えることができます。
業態を確実に伝える「ショルダー」の活用
店名で重要な点に、店名を見た際、聞いた際に一瞬で何の業態か理解できることも挙げられます。
その際に有効なのが「ショルダー」と呼ばれる店名の前につける肩書きです。
「ラーメン〇〇」
「ベーカリー〇〇」
「うまい料理と地酒の店〇〇」
「ネイルサロン〇〇」
などです。
ショルダーがつくことで、ユーザーは業態を認識し、来店行動の醸成を促しやすくなります。
ネーミング時の注意点
ネーミングをする際に注意すべき点はいくつかあります。
類似、誤解
既に認知されている他社の名前や誤解を与えるようなネーミングは避けた方がいいでしょう。
「牛丼 吉野家」→「牛丼 吉野」
「afternoon tea」→「afternoon tea room」など
全く同じじゃないから大丈夫と思ってはいけません。場合によっては消費者を悩ませる。誤認識させるとして商標権の侵害で訴えられる場合もあります。
自己満足にならないように
例えばフランス料理店を開業するとして、自分のお気に入りのフランス語の単語などを使用したとして次のような名前をつけたとします。
「poursuivre」こちらは追及・探求するという意味のフランス語ですが、正しく読めますでしょうか?
店名は認知を高める上で重要な要素です。お客様にがお店を気に入ってもらったとしても「美味しいフランス料理のお店を紹介します! ・・・ 名前なんだっけ・・」となっては認知が広がりません。 認知を高めたい場合、一定読みやすく、発音しやすいネーミングがいいでしょう。
商標登録とは
店名や商品名など自分が名付けをしたネーミングを商標登録することができます。
商標とは、企業・店舗の運営者、商品の提供者が、提供元を他者と区別するために使用する標識のことです。この店名、この商品名は弊社のものであるということを公的に認めてもらうことができます。注意すべき点は商標は使い始めた企業、店舗に対して認められるものではなく、先に登録した者に認めれれるという点です。
「セロテープ」は登録商標であり、一般名称は「セロハンテープ」
「バンドエイド」も登録商標であり、一般名称は「絆創膏」など、他社は登録商標を使う場合は使用料を支払う必要があり、勝手に使うと訴えられます。
このように独自でその名称を使いたい場合、他社と区別したい場合などには商標登録をすることを検討しましょう。
須賀川市では中心市街地への飲食店の開業を応援しています
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