創業に関する基礎知識

起業を考える③|自身の起業のスタイルの理解

起業や独立はしたい。でも何をやっていいかわからない、何から考えればいいかわからない。そんな方もいるのではないでしょうか。創業支援ナビでは複数回に分けて起業する上で必要な事業構想の考え方について解説していきます。
第3回目は「事業の成長性を考える」として、アンゾフの成長マトリクスのフレームワークを活用して解説します。アンゾフの成長マトリクスを活用することによって、自身の事業のポジションや成長性を戦略的に見ることができ、起業後のリスクを減らすことができます。
また起業時には自信が現在持っている技術やノウハウをどのように活用して起業するのかという視点でもマトリクスを活用することができます。

アンゾフの成長マトリクスとは

アンゾフの成長マトリクスとは、事業や企業の成長戦略を、「市場」と「製品」を軸にして、既存商品の「市場浸透」「市場開拓」と、新商品の「製品開発」「多角化」の4つに分類する考え方です。起業前に事業の成長性を考えておくことで、時代の変化や競合の台頭、成長などの潜在的なリスクを軽減することができます。

 

マトリクスで見る4つの成長戦略

アンゾフの成長戦略は以下の4つの軸で見ることができます。

①市場浸透戦略

もっともリスクの低いのが「市場浸透戦略」です。
すでに市場やニーズがある領域にサービスを展開します。
サービスそのものにニーズがあり、どこのお店や企業で買うかはそれほど重要ではありません。例えば近年流行した、タピオカドリンクなどは、商品そのものニーズがあり、どこのお店でも一定量の販売数が見込めました。このようにすでに市場や顧客のニーズが見込める領域に展開することを市場展開戦略と言います。
カフェやラーメンなどの飲食店、美容室やリフォーム業などの起業などは市場浸透に入るでしょう。

 

②新商品開発戦略

「新商品開発戦略」は、既存の市場に対して新しい商品やサービスを開発する戦略です。
既存市場に展開しているサービスなどの関連商品や付属商品、高機能化、機能追加商品などになります。新商品開発に対して、研究費や時間・設備投資・社員育成など、新たな投資が必要になるため、市場浸透戦略よりもリスクは高くなります。
例として、美容室で最先端のパーマを始めるための薬剤や機械の導入などは、研修が必要だったり、機材や薬剤の購入が必要になるでしょう。このように、すでに来店いただいている顧客に対してのアップセル、単価アップなども新商品開発戦略になります。
起業時では、すでにニーズがある市場だが、競合がまだ導入していな技術や新商品を取り入れて差別化を持って起業する場合などは新商品開発戦略に入るでしょう。

 

③新市場開拓戦略

「新市場開拓戦略」は、既存のサービスや製品を新しい市場や顧客層に販売していく戦略です。
これまで展開していない、新しいエリアやターゲット、顧客などを開拓し、販売していきます。
新規の市場に対して既存のサービスや製品が受け入れられるか、進出が成功するかを検討するためには、マーケティングが必要となり、実際進出すれば、新たな設備や人員の確保も必要となるため、市場浸透戦略、新商品開発戦略よりもリスクは高くなります。地域から全国、日本から海外といったエリアを拡大・移行する戦略や、企業向けに提供していたサービスを個人消費者向けにも展開したり、大人向けのサービスを子供向けにシフトするなどのターゲット戦略も該当します。
起業時では、東京で美容室に勤務し顧客も多く持っているが、須賀川市で開業するなどが入るでしょう。

 

④多角化戦略

「多角化戦略」は新しい市場や顧客向けに新製品、新商品を開発し、販売する戦略です。
これまでに経験のない市場や顧客、製品分野への進出となるため、4つの戦略の中で最もリスクの高い戦略といえます。
起業時に当てはめると、会社員をやめて、ラーメン店を開業するなど、ノウハウや実績がない分野への挑戦となるので、他の戦略に比べてリスクが1番高くなるでしょう。
金融機関なども融資する際に懸念するポジションです。

 

アンゾフの成長マトリクスの活用方法

アンゾフの成長マトリクスは基本的には、既存で事業を行っていて、伸び悩んでいる時や成長を考える際に活用します。
ですが、起業時にも自分が起業スタイルがどのポジションにいて、リスクはどのくらいか、どのような戦略が必要になってくるのかを判断するツールとしても活用できます。
起業前の調査や戦略、事業計画の立案はとても重要です。冷静に客観的に考える思考を身に付け、リスクを最低限に抑える工夫を意識しましょう。

 

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